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お天気の話を始める前に、ホタル達みんなが住んでいる地球のことを話します。 大きさですが、地球の半径は約6380kmです。
そして赤道から北極までの距離は10000kmです。
これは約ではなくて、ちょうど10000kmなんです。
何故かって?
赤道から北極までの距離を10000kmと決めて、そこから1mの長さを決めたからなのです。だから赤道から北極、南極を通って赤道に戻ると40000kmです。でもその直角方向の赤道上をぐるっと1周すると40030kmになります。
そうなんです、地球はまん丸ではなくて赤道の辺りが少し膨らんでいるのです。

このぐらいの大きさの地球ですが、お天気に関係のある部分はほんの表面の薄いところで起こる現象なのです。地球をりんごにすると、皮の部分です。
例えば東西南北どっちに10km動いても気温は変りませんよね、だけど空に向かって10kmも移動すると大変です、気温は60度も下がってしまうのです。
そして地球は一日で一回廻っています、自転です。
赤道のところで計算すると時速1600kmという物凄い速度で動いていることに なります。ホタル達はよく振り落とされないですよね? 強力な遠心力も働いています。同じ体重計を使うと北極で量るよりも赤道で量るほうが300gくらい軽くなるはずです。宇宙へ飛ばすロケットはほとんど赤道近くから打ち上げられるのも同じ理由からです。 さっき話した上に行くと気温が下がることと、廻っていることはこれからもちょくちょくと出てきますので、覚えておいてください。

さてその地球ですが、約45億年前に誕生したといわれています。
その頃の地球は太陽と同じように高温の水素やヘリウムのガスに囲まれていて、生物がいる環境ではありませんでした。地球と兄弟のように言われる金星や火星ですが、太陽に近い金星は表面が地球よりも500度も高く、反対に火星は100度低い温度で、生物が生きていける環境ではありません。
地球は太陽からの距離がちょうどよかったようです。
何億年、という長い時間をかけて表面の温度がだんだんと下がり、生物が住めるようになったのは植物による光合成反応、昔学校で習ったでしょ、によって水と二酸化炭素から酸素が作り出されたことが大きな原因なんです。

酸素はもちろんホタルたち動物が生きるために必要なものだけれど、もう一つ大切な役目を持っています。それは太陽からの紫外線を遮るオゾンを作ることです。
空の上25kmにオゾンがたくさんあるオゾン層というところがあり、そこで危険な紫外線を吸収して、地上に届かないようにしてくれています。
最初、生物は暗い海の底だけにいました、危険な紫外線が届かないところだからです。それがだんだんと酸素が増えて、それによってオゾンが出来、紫外線が地上に届く量が減ってきて、初めて地上に生物が顔を出すようになったのです。
そんな危険な紫外線を減らしてくれるオゾンが最近減っている、という話をよく聞きますね、いわゆるオゾン層の破壊です。人間が作ったフロンガスがオゾン層を壊すので今は使わなくなりました。
また、地球上の植物が減ると二酸化炭素を吸収するところが無くなり、酸素を作る場所も減ります。大切なオゾンを作る基が減ってしまうのです。困りますよね、それに二酸化炭素が増えると地球が温暖化している?という「地球温暖化問題」にも繋がることです。

植物は私たちが生きていくのにとっても大切なものなのです。みんなで大事にしましょう、夏の暑い時でも木の下の日陰に入り、風が吹くととってもいい気持ちになります。
今日は地球の大きさと変化を話しました、どう?分かったかしら。
次は何の話をしようかな。お父さんと相談します。 ではまた。
ホタル    





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