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vol.6 アルゼンチン

日本から約20,000km、ここはアルゼンチン、ブエノス・アイレス。”南米のパリ“ とも言われるこの街。街角からはタンゴの調べがどこからともなく聞こえ、通りで踊る人々。
なーんてことを想像していましたが、実際は街角でタンゴが流れているなんてことは、中心部ではなく、どちらかというとヨーロッパの都市に近い感じ。おしゃれなお店がたくさんで、センスのいい女の子やイケメンがそこら辺にいっぱい。英語も通じるし、US$も使える。スペイン語がまったくわからない、しゃべれない私でもぜんぜん困らない街でした。
チリ・サンティアゴから飛行機で2時間半。アンデス山脈を越えて、ブエノス・アイレスへ。まず初日はラテンダンス好きの私としてはずせない、アルゼンチンタンゴ。

チリ在住の叔父さんがバッチリ手配してくれたお陰で、最前列の席で生タンゴを鑑賞。
これでもかってくらいのロングスリットのセクシードレスの女性と、タキシードにボンブルグハット(と思われる帽子)の男性が登場。まだ踊り始めてないのに、なんとも言えないオーラが漂う。特に女性の色っぽさといったら、さすがラティーナ。ましてや最前列。否が応でもロングスリットが目に飛び込んできて女の私でもドキドキしてしまうくらいです。
踊る前から圧倒されている私の前で、いよいよステージスタート!もうこれは私の貧相なボキャブラリーでは表現できないほどのすばらしさ!!ターンやステップもさることながら、やはり何がすごいって、体の動き。ボディームーブメントですよ。ダンスで音楽が表現できるって、スバラシイ!!もちろんそうなるためには、自分の体の細部までをコントロールできなきゃいけないだろうし、ものすごい努力をしているのだろうけど、うらやましくなってしまう。あぁ。キレイに踊るためには努力しないといけないんだなぁと日本からはるかかなたの地で再確認してしまいました。(その後、日本にもどって努力をしているかどうかは・・・。秘密です。。。)

さて、二日目。今日は終日ブエノス観光。まずはセントロの五月広場へ。大聖堂(カテドラル・メトロポリターナ)、と大統領府(カサ・ロサーダ)を見学した後、いざボカ地区へ。目的はボカ・ジュニアース・スタジアムとカミニート観光。
どちらかというと後者が私にとってはメインだったのですが、せっかくボカ地区まで足を伸ばしたので、ボカ・ジュニアース・スタジアムへ行き、頼まれていたユニホームをGET。私はサッカー好きでもないので、これで目的は達成。ガイドさん曰く、この辺はサッカーの試合があるときはあまり治安のいい場所ではないとのことなので、早々にカミニートへ。
カミニートとはスペイン語で小径のこと。ここボカ地区のカミニートは原色カラフルなペンキが塗られた家々が並ぶ通り。

私たち日本人が思いつきもしないような配色を見ていると、こちらまで元気になってくる。そしてストリートダンサー。もちろん踊るはアルゼンチンタンゴ。
こちらがカメラを向けると決めポーズでニコリ♪ありがとう!(でもね、その石畳の上で踊るのは膝やら腰やらに良くなさそうよ。。)
で、基本的にブエノス・アイレスはすごくいい街だったのですが、1つだけ困ったことが・・・。 食事です。

海外ではよくあることなのですが、量が多いんですよね。そしてアルゼンチンは肉を買うときの最低単位が1kgという肉食の国。 叔父さんオススメのレストランで出てきたものは、パリジャーダというお肉盛り合わせプレート。
この写真のサイズで2人前って言うんだから、いったいアルゼンチンの人はどんだけ食べるんだ??
確かにおばさんはものすごーい体型の人がたくさん歩いていたけど、若い女の子はモデルさんみたいだったのに。不思議です。ちなみにスペイン語読めない私はレストランでのオーダーはすべて叔父さん任せ。日本からの来客がうれしい叔父さんは、あれもこれもといろいろ注文してくれる。
今日もこのパリジャーダを2つも注文してくれて、気づけば机は肉の山です。しかし、私たちは女性4人と男性1人のグループ。さらに叔父さんは胃がんの手術で胃の5分の4を摘出しているため、女性5人のグループとみなしてもいいくらい。どう考えても食べきれる量ではありません。
実はアルゼンチンでは、こういったレストランでの残り物を食べて生活している人々がいるそうです。日本で昔、賞味期限が切れたコンビニ弁当をホームレスの人たちが食べていたような仕組みかと。 そんなことを知らない私はせっかく頼んでもらったものをたくさん残すのも叔父さんに悪いと思い、がんばって食べ続けること数日間。。 何が起きたかは想像付きますよね?あぁ、恐ろしき海外旅行。
by naoko

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